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消化器外科

異物誤飲

わんちゃん猫ちゃんは思わぬ時に異物を食べてしまうことがあります。

それが極少量のペットシーツなど便から排出されるものなら様子を見るのも一つですが、そうではなく外科的な処置が必要なケースも多いです。

 

異物を食べてしまってから1時間以内のケースは胃内にある場合が多く、吐かせる薬や内視鏡などで摘出を試みます。それでも無理な場合は胃切開による摘出を行います。

レントゲン検査で発見されたおもちゃ

  内視鏡にて異物の摘出を試みている

ひも状異物や時間が経過した異物は腸に詰まることがあり、その場合は腸切開が適応となります。

触診、レントゲン、超音波検査、造影検査などによって診断します。

ひも状異物のバリウム検査     

(矢印のところがアコーディオン状になっている)

実際の腸(3カ所の腸切開によって摘出)

胃切開術

わんちゃんや猫ちゃんが思わぬ異物を飲み込むことは意外に多いことです。

その際当院では異物摘出装置付きの内視鏡(胃カメラ)がありますので、そちらにて摘出を試みますが、それでも取ることのできない異物があります。その場合胃切開によって異物を摘出します。

胃内異物(ぬいぐるみ)

 

手術

胃の切開をして異物を取り除きます。

摘出後は胃切開部、腹膜、皮下、皮膚を縫合し閉腹します。

また、術後は食事制限などの必要性から2-5日の入院を必要とします。

胃拡張・捻転症候群

胃拡張・胃捻転症候群とは、多食や胃の運動障害などによって胃内にガスが大量に発生し、胃が異常に拡張あるいは捻転(ねじれ)を起こしてしまう疾患です。

突発的に発症し、急速かつ致死的な経過をたどります。

大型犬に多い疾患ですが、ダックスフンドなどの小型犬種でも発生します。

診断はレントゲンおよび触診にて行います。

拡張した胃と捻じれ                      

症状

・腹部の腫れ

・落ち着きがなくなる

・異常な口臭

・ふらつき

・意識混濁

 

治療

・輸液

・抗生剤の投与

・胃チューブや胃穿刺などによる胃の減圧

・エンドトキシンショックに対する治療

・手術

手術は開腹後、胃の減圧および胃の整復を行った後、ベルトループ固定法や胃壁固定とよばれる腹壁に胃を固定する手術法を用います。

また、治療を行ったとしても軽度の場合で15%、重度の場合で60%程度の死亡率という恐ろしい疾患です。再発も起こり易く、少量頻回の食事方法にするなど慎重な経過の観察が必要です。

胃切除

胃の腫瘍などで適応となります。わんちゃんでは胃の噴門(入り口付近)では適応になりませんが、胃の大弯~幽門部で適応となります。

胃腫瘍の内視鏡カメラ

手術

以前はビルロート法が主流でしたが、近年では手術成績などから下図のような腸と胃をつなげる術式が選択されるケースが多いです(どの手術法が優れているか結論は出ていません)。

いずれにせよ予後は腫瘍の進行度によります。

咽頭食道造瘻術

口腔内に発生した腫瘍などの原因で食事をとることができなくなった時に適応となる術式です。

咽頭部よりチューブを口腔に出した後、食道を経由して胃内に挿入します。

すると咽頭のチューブから胃内に直接食事を届けることができます。

腸切開

わんちゃん猫ちゃんは予期せぬ時に異物を食べてしまうことがあります。

それにすぐ気づければいいですが、気づかず腸に詰まってしまうことが多々あります。

そういった場合は腸切開にて異物の摘出が適応になります。

超音波検査にて発見された腸内異物

手術

開腹したのち腸を切開します。異物を摘出した後は腸の切開部位を縫合し閉腹します。

膨れているところが異物  

腸切開によって摘出

腸切除・腸吻合

異物による腸の壊死や腸の腫瘍で適応となります。

いずれも状態が悪い場合が多く、手術には細心の注意を払う必要があります。

腸の腫瘍 (レントゲン)

手術

腸管膜の血管の走行に注意して切除範囲を決めます。腸の腫瘍であれば5cmのマージン(拡大切除の範囲)、異物による壊死などであれば腸の炎症の範囲を見極めて定めます。

切除した後は全周の縫合による腸吻合を行います。

術後は摂食制限が必要なため入院期間は3から7日程度となります。

腸の腫瘍 

腸重責

腸重積とは異物や腸の腫瘍などにより腸が重なって積みあがってしまった状態のことを言い、腸閉塞などの原因となってしまうこともある怖い病気です。

腸の折り重なった部分は狭くなり、腸を通過する内容物が十分に通ることができなくなってしまいます。その結果、嘔吐を繰り返したり、腸閉塞が起こったりします。

 

診断

触診、レントゲン、超音波検査にて診断します。

特に超音波検査ではリングサインとよばれる特徴的な所見が観察されます。(下図)

治療

内科的な治療では基本的には治りません。それどころか急激に症状が悪化する場合も多く診断がつき次第手術が必要になります。

手術の前半は腸切開と同じく開腹した後、重積した腸を引っ張るのではなく、押すように整復します。腸が壊死を起こしているようであれば腸切除および腸吻合を行います。

 重責を起こした小腸

胆嚢粘液嚢腫(胆嚢切除)

胆嚢とは、脂肪の消化を行う胆汁という消化液を出す臓器です。

高コレステロール血症や甲状腺機能低下症などが基礎疾患となり、胆汁がドロドロのゼリー状の物質になってしまい、胆嚢に蓄積していきます。

その状態を胆嚢粘液嚢腫といいます。

胆嚢粘液嚢腫(キウイフルーツ様陰影)

治療

完治させるには手術しかありません。

放っておくと胆嚢壁の度重なる炎症によって胆嚢壁がもろくなって破損します。すると中の液体が漏れ出して致命的な状態になります。

肝臓から剥離して胆嚢に伸びている血管を結紮して摘出します。

摘出した胆嚢

正常な胆嚢

経胃造瘻チューブ

食道腫瘍や口腔内腫瘍など何らかの要因で食事を口からとることが出来なくなった場合に体外から直接食事を胃に入れるチューブのことです。

この処置には内視鏡を使用します。

また管理が大変なため、よく話し合って相談させていただく処置になります。

直腸プルスルー(直腸引き抜き術)

直腸の腫瘍において適応となります。

慢性的な便の出血などがみられた場合は直腸腫瘍の可能性がありますので一度直腸検査をされることをおすすめします。

 

手術

肛門からアプローチする術式になります。

肛門周囲から直腸を慎重に剥離していって、直腸尾骨筋という筋肉も剥離します。

その後切り開いた直腸を肛門に縫い付けます。

術後は便失禁やしぶりなどの合併症が発生することが多いです。

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